What is
GWH4?

サーキュラーエコノミーを起点に持続可能で「たのしい」未来を考える共創型プログラム
気候変動に立ち向かう長野県白馬村。
「サステナブルなマウンテンリゾート」を目指し、
村全体で動き出しています。本イベントでは、
国内から集まった
多種多様な事業者の皆さんの知見を共有し
HAKUBA CIRCULAR VISIONの実現に向けた
プロジェクトを構想します。
GREEN WORK HAKUBAでの3日間
1日目のカンファレンスは白馬村「ウイング21」で開催。村内外から約100名が参加しました。妹尾堅一郎氏、中石和良氏による特別セッションではサーキュラーエコノミーの先進的なビジネスモデルについて議論。オールバーズ蓑輪氏による特別講演では実践者による具体的な学びが発信されました。その他、国内外の事例共有やスタートアップ4社によるピッチなど、国内最大規模のサーキュラーエコノミーカンファレンスとなりました。
2日目は青木湖でのSUP、カヌー体験からスタート。白馬の大自然を満喫しました。午後は会場を「岩岳スカイアーク」に移し、SUNRYSEによる海外カンファレンスレポートや、独自技術で注目を集めるファーメンステーション、fabula、エレファンテックの3社による技術体験会を開催。また、白馬村内のプロジェクト共有、GWH発のスタートアップiforestの発表など、より実践的な議論が展開されました。
最終日は、「白馬インターナショナルスクールの学生と実践するサーキュラーエコノミープロジェクト」をテーマにワークショップを実施。グループに分かれ、実装を想定した具体的なプロジェクトの起案を行いました。会場は、廃業した旅館を交流の場として開放した「Kominka」にて開催。歴史を感じる風景の中で、白馬村の未来、サーキュラーエコノミーの実践について、村内外の参加者が真剣に意見をぶつけ合いました。
※「Kominka」(運営:しくみ(株))にご協力いただき、GREEN WORK HAKUBAとのコラボ装飾を施しワークショップ会場として利用しました。
Conference
Special Speakers
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妹尾 堅一郎 氏
NPO法人 産学連携推進機構
理事長妹尾 堅一郎 氏 NPO法人 産学連携推進機構 理事長 慶應義塾大学経済学部卒業後、富士写真フイルム(株)を経て、英国国立ランカスター大学経営大学院博士課程満期退学。産能大学助教授、慶應義塾大学SFC大学院教授、東京大学先端科学技術研究センター特任教授や一橋大学大学院MBA等の客員教授を歴任。現在も東京大学で大学院生や社会人を指導。日本知財学会理事。CIEC元会長。研究・イノベーション学会元副会長。内閣知的財産戦略本部専門調査会会長、農水省技術会議委員等を歴任。複数企業の社外取締役を兼務。著訳書多数。『技術で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』は題名が流行語にもなった。現在、資源循環経済等ビジネスに関して数誌で連載中。
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中石 和良 氏
一般社団法人
サーキュラーエコノミー・ジャパン
代表理事中石 和良 氏 一般社団法人 サーキュラーエコノミー・ジャパン 代表理事 サーキュラービジネスモデル・デザイナー
株式会社ビオロジックフィロソフィ 代表取締役CEO
一般社団法人日本ビオホテル協会 代表理事
パナソニック、富士通・富士電機ジョイントベンチャー、ITベンチャーを経て、2013年に独立・起業。2010年頃より、欧州のサステナビリティ思想・政策に関わり、2013年にドイツ発のサステナビリティに特化したホテル団体「BIO HOTEL協会」と公式提携。日本でのBIO HOTEL認証システム及び持続可能なライフスタイル提案ビジネスを展開。2018年、企業と政策決定者に向けて一般社団法人サーキュラーエコノミー・ジャパンを創設。日本企業及び経済の「サーキュラーエコノミー」への移行を加速するプラットフォームを運営。日本でのサーキュラーエコノミーの正しい認知のために講演・セミナーを精力的に行う。現在は、大企業・中堅・中小企業まで幅広くサーキュラーエコノミー事業戦略/ビジネスモデル構築の支援を中心に活動。また、自らもサーキュラーエコノミーモデル事業を展開。著書「サーキュラー・エコノミー:企業がやるべきSDGs実践の書」ポプラ社

Special Guest
蓑輪 光浩 氏
オールバーズ 合同会社
マーケティング本部長
1997年NIKE JAPAN入社。ワールドカップ、箱根駅伝、NIKEiDをはじめとしたマーケティングに携わる。2008年にNIKE EUROPE赴任。2011年よりユニクロにて、錦織圭らトップアスリート契約、PR広告戦略、商品開発に携わる。2016年よりレッドブル入社しフィールド・マーケティングを統括。2018年にビル&メリンダ・ゲイツ財団 東京オリンピック プロジェクトマネージャー就任。2019年より現職。
Speakers
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カルメ・ピジェム 氏
RCR ARQUITECTES
カルメ・ピジェム 氏 RCR ARQUITECTES スペイン・カタルーニャ地方のオロットを拠点に、歴史や文化、自然に寄りそった活動を続ける建築家集団RCRアーキテクツ。
ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタによって1988年に設立されたRCRは、常に3人で対話を重ね、カタルーニャの土地に根差しながら詩情豊かな建築を生み出してきた。2017年には建築業界のノーベル賞と例えられるプリツカー建築賞初の3人による同時受賞という快挙を成し遂げ、授賞式は2017年5月20日、東京の迎賓館赤坂離宮にて行われた。 -
那須 清和 氏
Circular Economy Hub
編集長那須 清和 氏 Circular Economy Hub 編集長 大学(紛争学専攻)卒業後、教育関連企業・経営支援団体を経て、Circular Economy Hubに参画。また、2020年にサークルデザイン株式会社を設立する。サステナビリティ、特にサーキュラーエコノミーに特化して、共創・調査・研修などを行う。2004年に実施したエクアドルでのコミュニティ紛争のフィールドワークをきっかけに、サステナビリティに関心を持ち、後にサーキュラーエコノミーを追求・推進するようになる。一般社団法人日本サステナブルサロン協会理事、サステナブルジャパンプロジェクトタスクフォースメンバーなども務める。
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酒井 里奈 氏
株式会社ファーメンステーション
代表取締役酒井 里奈 氏 株式会社ファーメンステーション 代表取締役 国際基督教大学卒業。金融機関などに勤務後、発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、醸造環境科学を学ぶ。 その後、株式会社ファーメンステーション設立。未利用資源から独自の発酵技術でエタノールなどを製造、高付加価値なサステナブル原材料として販売するビジネスを展開している。第1回Japan BeautyTech Awards特別賞、第3回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション特別賞「地域イノベーション賞」、ブリティッシュ・ビジネス・アワード(BBA)2014 Community Contribution 等を受賞。
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福島 弦 氏
株式会社Sanu
CEO福島 弦 氏 株式会社Sanu CEO McKinsey & Companyにて日本、アジア、北米、中東のグローバル企業の戦略立案、政府関連プロジェクト、特にクリーンエネルギー事業に従事。2015年、プロラグビーチーム「Sunwolves」創業メンバーを経て、ラグビーワールドカップ2019日本大会の運営に参画。2017年、株式会社 Backpackers' Japanに非常勤役員として、事業戦略立案を担当。 2019年株式会社Sanu創業。2021年11月基幹事業であるセカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」を運営開始。北海道札幌市出身。雪山で育ち、スキーとラグビーを愛する。
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田崎 有城 氏
株式会社N-ARK
CEO田崎 有城 氏 株式会社N-ARK CEO ディープテックスタートアップと並走しながらファイナンス視点も含めた総合的なハンズオン支援を行うクリエイティブファームKANDO代表。リアルテックファンドメンバーとしても多数のテックベンチャーを支援する。実績としてサイボーグベンチャー「MELTIN」では、国内外でのモメンタム作りに貢献し、シリーズBにおいて20.2億円調達。パーソナルモビリティ「WHILL」MaaS事業CES展示、HRテック「ZENKIGEN」事業コンセプトリードなど。2021年に先端研究者のロングインタビューメディア「esse-sense|エッセンス」共同創業。同年、気候変動に対応する海上建築スタートアップ「N-ARK|ナーク 」創業。
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畠岡 潤一 氏
SyncMOF株式会社
代表取締役社長兼CEO畠岡 潤一 氏 SyncMOF株式会社 代表取締役社長兼CEO 1984年生まれ、広島県出身。早稲田大学卒業後、科学技術振興機構のERATO、Accentureを経て、2019年6月にSyncMOFを創業。大学発ベンチャーでありながら、出資や融資も受けず黒字経営を貫いている。上場企業200社以上をクライアントに持ち、テクノロジーで企業の課題を解決している。新規多孔性材料を組み込んだデバイスやシステムまでを自社生産することで様々なガスの分離・回収・貯蔵の社会実装を推し進めている。昨今、脱炭素の波に社会が振り回される中、企業が排出するCO2を効率的に分離回収するプロジェクトも多数手掛けている。CICtokyoの環境エネルギーイノベーションコミュニティのコアメンバー、PRE-STATION AIのリモートメンバー、広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会会員、J-Startup CENTRAL、名古屋大学発スタートアップ

WORKSHOP
HAKUBA CIRCULAR VISIONに基づいて、
白馬インターナショナルスクールの生徒と一緒に行うプロジェクトを起案
さまざまなバッググラウンドを持つ約50名の参加者が6グループに分かれ、白馬村、各事業者の持つ
アセットを掛け合わせてサーキュラーエコノミープロジェクトを考えました。
「村外生徒に向けた白馬サーキュラーエコノミー修学旅行」「人と山の健康を可視化するウェルビーイングタワーの設置」
「白馬ホスピタリティロボの開発」など、白馬インターナショナルスクールの生徒が主体となって
取組むことを想定した6つのアイデアが生まれました。

白馬インターナショナルスクールとは
2022年開校予定のプロジェクト型学習・社会性の学び・アウトドア活動を柱に、サステナビリティ教育を推進する中高一貫のインターナショナルボーディングスクール。白馬という自然豊かな地の利を活かしたアウトドア活動、システム思考、心へのアプローチである「社会性と情動の学習」を取り入れた新しい学校を目指しています。
すべての人へ学びの場を

教育はすべての出発点。子どもたちも、大人も、みんなが
学び合える場を白馬につくります。豊かな学びを広げましょう。
白馬村ではサステナブルな未来を目指すビジョンの中で
「教育」をひとつのテーマに掲げています。
Program

What is Circular Economy ?
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リニアエコノミーLinear Economy
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リサイクリングエコノミーRecycling Economy
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サーキュラーエコノミーCircular Economy
資源を採掘して生産、消費、廃棄するという従来のリニア・エコノミー(直線型経済)や、廃棄物を
どう有効活用するかというリサイクリング・エコノミーとは異なり、そもそも廃棄物がでない仕組みを
つくる経済モデルのこと。経済、社会、環境の3つのバランスを最適化し、持続可能で、人々の
ウェルビーイング(幸せ)を達成する手段として、欧州を中心に世界中で注目を集めています。
Attendees


サステナブルな イベント運営を目指しています
廃棄を出さないイベントツール
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可食シートを使用した
食べられるプログラム -
廃棄予定のスノボ版で制作した
シンボルサイン -
過去の装飾をアップサイクルした
参加者パスケース
イベント内で発生するCO2排出量を可視化

査定結果
よりサステナブルなイベント開催を目指すため、参加者や運営チームによる移動、食事、宿泊、会場電力使用量をもとにCO2の排出量を算出しました。その量は、およそ19,423.42 kg-CO2(推測値)。 杉の木約2,207本が1年間に吸収するCO2量に相当します。今回の結果を踏まえ、イベント内におけるCO2排出量削減を徹底し、カーボンオフセットを目指していきます。
協力:Permanent Planet株式会社
Project Team
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榎本 裕次
GREEN WORK PROJECT
producer
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信) -
山下 史哲
GREEN WORK PROJECT
Co.producer
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信) -
松下 晃平
GREEN WORK PROJECT
creative director
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信) -
祐川 幸子
GREEN WORK PROJECT
producer
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信) -
竹林 希
GREEN WORK PROJECT
director
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信) -
中河 琴音
GREEN WORK PROJECT
planner
CIRCULAR DESIGN STUDIO.
(株式会社新東通信)
Advisor

安居 昭博 氏
Yasui AkihiroCircular Initiatives&Partners代表
1988年生まれ。京都在住。サーキュラーエコノミー研究家 / サスティナブル・ビジネスアドバイザー / 映像クリエイ ター/世界経済フォーラムGlobal Future Council on Japanメンバー。ドイツ・キール大学「Sustainability,
Society and the Environment」修士課程卒業。青年版国民栄誉賞(TOYP2021)にて「内閣総理大臣奨励賞 (グランプリ)」受賞。アムステルダムを拠点としたオランダでの視察イベントや日本での講演会を多数開催し、 オランダ企業の日本進出プロジェクトに参画するなど、日本とヨーロッパ間でのサーキュラーエコノミー分野の
橋渡し役を務める。著書:サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)
サーキュラー・エコノミーを推進しています。
2019年12月4日、長野県白馬村では、「気候非常事態宣言」を宣言。
村民全体で気候変動の危機と向き合い、温室効果ガス排出を抑制し、
白馬の自然や、豊かな「雪」を守ることを目指しています。
自然エネルギー由来電力への切替え、プラスチックフリー化、
村民と宿泊客が無料で利用できるカーシェアリングサービスなど、
サーキュラーエコノミーの考えに基づいた具体的な取り組みを村全体で推進しています。
プログラムの詳細など
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