世界中の人々を魅了する白馬村の大自然、そこには学術的に見ても非常にめずらしい自然の光景があったり、世界の高山植物が楽しめる日本でも希少な高山植物園があったりと、訪れる多くのお客様を楽しませています。その中心となるのが、白馬三山を映したす天然の鏡「八方池」までのトレッキングルートの「八方尾根自然研究路」と白馬五竜スキー場上部にある「白馬五竜高山植物園」です。壮大な自然を学びに出かけるのも白馬村を楽しむ方法のひとつではないでしょうか?

八方尾根自然研究路

毎年沢山の愛好家が集う八方尾根自然研究路は国定の中部山岳国立公園にも指定され、標高1,680mの黒菱平から標高2,060mの八方池へと向かうコースです。大正時代には物資を運ぶ「牛道」として使用された歩きやすい道でもあります。四方八方を見渡せることから「八方」と名付けられた場所だけに、北に白馬三山、南に五竜・鹿島槍、遠くには八ヶ岳や浅間山、空気の澄んだ日には富士山まで見渡せる壮大な景色が広がります。

●植物相垂直分布の逆転現象
他の山々と同じように標高が上がるにつれて見られる植生や植物が移り変わる八方尾根。しかし、八方尾根ではその移り変わりの順番が他の山と大きく異なります。通常だと黒菱平のある標高1,680m付近では山地帯のブナ林から亜高山帯の針葉樹やダケカンバへと変化し、標高2,300m付近から高山帯のハイマツなどが広がりはじめます。八方池のある2,060m付近までのコースには針葉樹やダケカンバが広がっているはずです。八方尾根自然研究路では黒菱平のある標高1,680m付近から八方池のある標高2,060mまで森林が途切れてしまっています。登山道には通常2,300m上部にある高山帯のハイマツなどの低木の群落がつづき、高山植物も多く見られます。そして、標高2,100mから2,350m付近には突然亜高帯のダケカンバが姿をあらわします。このような植生分布は八方尾根特有のものであり、地形や地質の変化が原因とされています。この為、標高の高いところでした見られない植物群を気軽に鑑賞できるコースとして人気が高いのです。

●蛇紋岩
八方尾根の地質は蛇紋岩という岩で形成されています。蛇紋岩とはその名のように蛇の皮のような形をした岩石です。模様がとて見美しいものもあり、装飾用の石材として使われる事もあります。蛇紋岩地帯には周囲に比べ得意な植生が育まれる事が多いため、八方の植物相垂直分布の逆転現象が生まれていると考えられています。

白馬五竜高山植物園

標高1,515mに位置する白馬五竜アルプス平は、冬は白馬五竜スキー場として知られ、夏は白馬五竜高山植物園として親しまれています。五竜テレキャビンに乗ってアクセスし、五竜岳から白馬岳までの北アルプスが間近に迫ります。およそ5haの広大なスペースには、200種以上、約100万株の高山植物が初夏から秋を通し花を咲かせます。園内中央に新設されたロックガーデンでは北アルプスの高山植物からなる「白馬連峰高山植物生態園」と世界の高山植物が見られる「スイス・ヒマラヤエリア」があり、自然に近い形で高山植物に親しむことが出来ます。

●山野荘園から高山植物園へ
2009年までは白馬五竜山野荘園だった名称を2010年より白馬五竜高山植物園に変更しました。世界の高山植物やこの標高では本来生育しない高山植物が見られる日本有数の高山植物園です。園内には200種以上の高山植物が咲き誇り、中でもヒマラヤに咲くといわれる「青いケシの花」や、歌では有名だが実際に見たことのない人が多い「エーデルワイス」などが楽しめるエリアは人気が高い。他にも、白馬村固有種のシロウマアサツキなども咲き、園内を彩っている。雪国にある植物園は学術的観点からみてもめずらしく貴重なエリアとなっている。

●国内植物園との情報交換
白馬五竜高山植物園では、今後国内の植物園との情報交換をみつに行い、植物の保存や育成についても研究を行っていきます。また、種子の交換なども積極的に行い希少な植物を守り、高山植物園の代表として美しい花々の魅力を伝えていきます。

●アルプス平自然遊歩道
白馬五竜高山植物園に隣接した自然のままの遊歩道です。周辺に自生する貴重な植物も見られ、10月上旬には絶好の紅葉スポットにもなります。


両会場は白馬Alps花三昧(7/1~8/31)の主要会場となっております。詳しくはこちらから



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