●塩の道とは?

城下町松本と日本海側の糸魚川をむすぶ旧街道、千国街道。この険しい山道を経てさまざまな物資が運ばれてきましたが、なかでも山国信州にとって塩はとりわけ貴重な物資。 そのため別名「塩の道」とも呼ばれています。白馬から小谷にかけての道筋は石仏も多く、昔の面影を色濃く残しています。

塩の道を実際に練り歩く塩の道祭り

●風切地蔵

白馬の吹く突風「岳おろし」や害虫から農作物を守り、風邪や疾病をもたらす悪霊をも追い払ってくれるお地蔵様として大切にされています。

●白馬村歴史民俗資料館

山あいの豪雪地帯”白馬”を生き抜いてきた村民の生活や知恵が残された資料館です。中には、農具や生活用品などが展示。隣接する復元民家には、いろり、馬屋など遠い昔がしのばれます。 ●資料館は白馬グリーンスポーツの森内にあります。
●開館時間9:00-16:30(11/6~3/31は休館)
●入館料は無料 ●冬季閉鎖
●お問合せ先 白馬村振興公社 TEL:0261-72-2279
       歴史民俗資料館 TEL:0261-72-4838

●切久保諏訪社(霧降宮諏訪社)

七道祭という神事に使われ、社宝のひとつ七道の面があることで知られる。この面の一つ、 般若の面はおかるの穴という悲しい伝説を生んでいます。

●長谷寺

塩の道の名刹として知られる 曹洞宗示現山長谷寺。本堂は約300年の歴史があり太い梁は現在も巨大な屋根を支えています。 山門、参道に並ぶ石仏群、樹齢500年を越える老杉群など白馬の歴史がうかがえます。
●TEL: 0261-75-2028

●観音原

 

西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番を合わせた百体と馬頭観音を含めると計187体の石仏が四角い広場を取り囲むように並んでいます。 当時多くの旅人が険しく辛い行路の安全を祈ったのでしょう。

●佐野坂西国三十三番観音

街道沿いの松や杉の根元に、高遠の石仏師によるものと伝えられる千手観音や十一面観音などが並んでいます。 塩の道の中でも、佐野から佐野坂を経て青木湖畔へ通じるこの一帯は、昔の面影がよく残る場所です。

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