グリーンワーク白馬

HAKUBA
CIRCULAR VISION

持続可能な未来に向けて動き出すために、白馬村はサーキュラーエコノミーの
考えを取り入れたビジョンを掲げます。地元住民や高校生、村外から集まった人々など
多様なバックグラウンドを持つ人が共に話し合い、
気候変動の問題に直面する白馬村の未来のあり方を考えました。

サステナブルを
遊ぶ、企む、つくる。

大好きな自然を守りながら、自分たちの暮らしも豊かにする。
簡単ではありません。だからこそ、楽しみながら挑戦したい。
遊ぶように考え、集まって企み、手を動かしてつくる。
これからも、自然と遊びながら暮らす村。それが白馬です。

白馬村の人々は、雄大な自然を遊び相手として暮らし、楽しみの中で多くの学びを得てきました。
だからこそ、「サステナブル」という未来への挑戦も、遊ぶような気持ちで取り組もうと考えました。
新しい知恵やアイディアを積極的に取り入れ、みんなで協力し、様々な企みに挑戦していきます。

2030年の白馬村

策定したビジョンをもとに、白馬村が思い描く未来の暮らしをビジュアルで表現しました。
2030年のそう遠くない未来。白馬村の至る所で、ワクワクするような楽しい取り組みが始まっています。

大自然をサステナブルに楽しみ尽くす
白馬で過ごす醍醐味のひとつ。早朝、森を走り汗をかいたあとは白馬で採れた野菜を使った自然派レストランでひと休み。別の日は環境負荷の少ない循環型スキー場でひと滑り。サステナブルをテーマに掲げた不定期開催の音楽フェスに立ち会えたらラッキー。大自然を全身で楽しんでいるうちに、いつの間にかサステナブルな活動に加わっている。
自然をもっと知りたくなる
ホテル主催のサステナブルツアーに参加し、自然の美しさとそれを守り維持していくことの大切さを学ぶ。または村の間伐材でつくった公園やパブリックビーチで地元住民から白馬の良さを聞いたり、村に点在する自然エネルギーの発電機を案内してもらったりしているうちに、いつの間にか環境問題が身近な存在になっていることに気づく。
次世代の暮らしを間近で見る
村内を歩くと、共用コンポストや小さな家庭菜園が何度も目に入る。村の電力は再生可能エネルギーでまかなわれており、道路には人力車や排ガスゼロの車が走っていたり、ドローンが飛んでいたりする。喫茶店では都会にいそうな若者たちが白馬の持続可能性について語っている。そんな新しい光景を見ながら、自然のために自分にできることはなんだろうと考える。
生活に新しい選択肢が増える
サステナブルテックの中心地・白馬ベンチャー特区周辺では、あちこちで実証実験が行われていたり、持続可能性に関する立ち話が聞こえてきたりする。視察に訪れている海外の方もちらほら。そんな人々から刺激を受け、自分も何かしたいと仲間に加わるもよし、日々の行動を変えるきっかけにするもよし。前向きな取り組みを受け入れるコミュニティが、白馬にはある。

ビジョン制作の背景

「HAKUBA CIRCULAR VISION」は、白馬村の事業者や村外の事業者に加えて、 白馬村の気候非常事態宣言のきっかけとなる提言をおこなった白馬高校の生徒など様々な人々が集まり、 何度もワークショップを重ねて策定しました。ビジョンを考える中で生まれたいくつかの 具体的なアイディアは、実装に向けて動き始めています。